WANDERLUSTインタビュー記事の翻訳ページ




NEWS)2015年12月22日に世界最大のヨガメディアの一つであるWANDERLUST.COMの公式ページにて、鳥蝶GREENのハーブマット(英語名ZEN KODO MAT)が大々的に取材されました。こちらのページにはその翻訳を掲載します。

Meet the Artist Behind the World’s First Yoga Mat Gallery
世界初のヨガマットギャラリーを開いたアーティストとの出会い
BY Andrea Rice

フミエ・ムネはバンコク都心でZen Kodoマットギャラリーを運営する日本人キュレーターであり、アーティストだ。彼女はヨガティーチャーでもある。 記事By アンドレア・ライス

バンコク、トンローに位置するタウンハウス内には、世界初のヨガとメディテーションマットギャラリーがある。新次元のカスタマリーZenアートを扱うモダンスタイルの五階建てホームギャラリーだ。(注:カスタマリーとは日々の暮らしの中で使える形のという意味)

日本人Zenアーティストであり、ヨガティーチャーでもあるフミエ・ムネの作品、Zen Kodoマットをフィーチャーしているのが「アートと瞑想」が主題の常設コレクションだ。

訪れる人に都市の喧騒から離れて、癒しとくつろぎの空間と時間を提供するサンクチュアリーとしての役割を果たすことを目的としている。

Zen Kodoマットは、日常における気づきと意識の拡大を助けるインスタレーションアートの一部として、また、瞑想のツールとして、デザインされた。

禅と日本の伝統に基づき、地球環境へも慎重に配慮され手作りされる工芸品をヨガと瞑想の二つの用途のために、アーティスト、ムネは提案している。

Muneが提唱する100%自然素材のサステナブルな(地球環境の持続可能な)ヨガマットというアイデアは、世界で3000万人いるヨガの実践者の大部分が大量生産型の化学素材のヨガマットを使用しているという問題意識に端を発している。

彼女のマットはプライ、ワーン、シナモン、ウコンといったタイハーブで手染めされている。さらにZENアートワークはバタフライピー(青色)、ローゼル(赤色)のハーブを日本の墨汁と組み合わせた染料で描かれている。

マットそれ自体がタイ産のホテイアオイとジュートという地球そのものの素材で作られている。これは、グラウンディングというスピリチュアルな実践を助けるためだという。

ZENアートはタイに自生するバタフライピーやロゼルフラワーで仕上げられている。

私は先日、ZEN KODOマット開発の背後にある彼女のインスピレーションについて学ぶ機会を得るため彼女を追う取材を行った。

そして、このマットが私達のヨガや瞑想の実践に役立つ理由についても学ぶことができた。

さらには、ZENアートの歴史についてより深い洞察を得ることにもなったのだ。



Question1)ヨガ指導者としてのバックグラウンドと、指導哲学について教えてください。

A)2008年にバンコクにてヨガ指導を始めました。2011年に起きた日本の震災後には、傷ついた日本の人々にヨガを通じて力になれると思い、日本でも指導を開始しました。また、バンコクと東京にて英語と日本語での指導者養成講座を指導してきました。


私は、実用的な禅、仏教、神道、茶道のバックグラウンドを持つ日本人女性であるという視点から、ヨガを指導しています。とても長い間、私たち東洋の文化や精神性を西洋やその他の国々に代表して伝えてきたのは男性の聖職者に限定されてきたように思います。

でも、今は21世紀なのです。世界中で約3000万人のヨガ実践者の内、(元々は東洋から伝来した)80パーセントが女性なのです。

そこで、私の指導の中では女性や子供が調子を崩した時に使えるハーブの手当て法や、女性が社会的・霊的な使命に生きながら愛あるパートナーシップを強化することができる方法を伝えています。

私はヨガや瞑想の実践を通じて、女性たちの毎日が光り輝くためのお手伝いをしたいのです。

私は夫の健太郎とともに、こういった教えを一つのヨガの形へと統合し、ハーブヨガと名付けました。すでに4冊の書籍と1巻のDVDを日本語にて出版しています(順次、英訳進行中)。ハーブヨガは、現在、1万人以上の方に実践されています。



Question2)あなたはなぜ、クッションではなく、マットの上での瞑想を推奨しているのでしょうか?


A) まず、クッションを使うこと自体を否定しているわけではありません。
初心者にはクッションを使って自分の姿勢を安定させたり、過度に疲労しない状態でリラックスして瞑想を行うことは理想だからです。

しかし、東洋の伝統として、最も理想的な瞑想とは、仏像のスタイル、そう蓮華座で行うことが理想とされています。

蓮華座では、ルートチャクラを床に着けることで、大地のエネルギーとそのまま一体化することが可能になるからです。

また、ボディアラインメントを保ち、登頂のチャクラがまっすぐ天に向けられ、全てのチャクラの位置がまっすぐにそろっていることも瞑想を深めることに役立ちます。

今日、ストレスフルな社会の中で、瞑想のヒーリング的な効果を楽しむために初心者でも、完全にリラックスした状態を作る大きなクッションやベッドやゆったりとした椅子を使う瞑想をする方が西洋では多いようです。

そういったヒーリング瞑想は大変有効ですが、半面、この姿勢では、瞑想中に眠りに落ちてしまう可能性も高くなります。

また、東洋の瞑想の理想は、ヒーリング面のみでなく、集中を促し、ビジョンを得、深めることで、理想の人物像、そして人生を生きることに近づいていくための鍛錬という積極的なものです。

そのためには、適度にアライメントを保つための筋力をつけ、さらに足腰の柔軟性を高めることで一定時間の蓮華座をできるようになることが理想とされます。

また、こういった身体観の知恵は、日本やその他のアジア諸国では、日常的に大人から子供に伝えられてきました。

例えば、日本では伝統的に畳の上で生活することがほとんどです。
ですから、幼いころから床に座るということになれています。

日本人は、普段からヨガのポーズで言うあぐら(Easy Pose:Sukhasana)は男性の座り方とされや正座(Diamond Pose:Vajrasana)は男女ともにフォーマルな姿勢、子宮を守る女性の座り方とも呼ばれています。

どちらも、一定時間であれば、日本人はとても楽な姿勢として誰でも行うことができます。
仏教ともに1500年前から日本に入ってきたヨガの知恵は日本人の生活の中に自然と溶け込んでいるのかもしれません。



Question3)なぜ、その中でもZen Kodo Matが推奨できるのでしょうか?

一番目の理由は、大地のエネルギーにグラウンディングするのを助けてくれるためです。その理由は、このマットは全て自然素材からできているからです。

二番目の理由は、マットの上に描かれたZenアートを通じて、宇宙の真理をもたらしてくれるZenの教えと合一することを助けてくれるためです。
Zenとは瞑想に基づいた生活習慣であると同時に、每日の生活のいかなる瞬間にも意識を払って生活するための実践体系なのです。

禅寺の庭や部屋や書や絵画のようなZENにまつわる、いかなる芸術は全て瞑想を深めてくれる道具でもあるのです。

そして、第三の理由として、あなたの瞑想やヨガの実践を深めてくれる静寂な場所をあなたにもたらしてくれるという利点があるのです。

私たちはZEN KODOマットのコンセプトを、Mobile Zen Garden(持ち運べる禅の庭)と呼んでいます。

Question4)最終的にはアメリカでも発売する予定ですか?

もしも、信頼できるパートナーと巡り会えたら、将来的にはYesですね。現在はウェブサイトを通じて、グローバルに販売しています。私達の商品は北米、アジア太平洋地域、そしてヨーロッパにも届けられています。


この記事のインタビュアーについて:Andrea Rice



アンドレア・ライスはWanderlustメディアの「Practice・Community」部門の編集者である。彼女はライターであると同時にヨガティーチャーでもあります。彼女の仕事はニューヨーク・タイムズやヨガジャーナル、マインドボディグリーン、その他、様々なオンラインマガジンにて行なわれている。彼女の指導は体幹の強さに注目しながら、音楽への愛と直感的な動きをミックスさせたスタイルです。ブルックリンにある「シャンバラヨガ・ダンスセンター」にて彼女のレギュラークラスを見つけることができます。また、彼女はDeep House Yogaでもゲスト講師として頻繁に指導しています。


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